響く言葉
この本は帝王学の最高傑作ですが、
中国史の流れなど膨大な予備知識が必要で
普通の方には、おススメしないです。
あとがきの一文がツイートしたくて。
トップの条件の下り
「無私だね。自分のために計らっていることがちらとでも見えると、人は去っていくよ」
https://x.com/lix05410289/status/1525280620930543616
『貞観政要』(じょうがんせいよう / ぢょうがんせいよう)は、
中国唐代に呉兢(670年ー749年唐代の歴史家)が編纂したとされる太宗の言行録である。
「貞観」は太宗の在位の年
「政要」は「政治の要諦」
を意味する。
日本では、北条政子、徳川家康が愛読したことで有名。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%9E%E8%A6%B3%E6%94%BF%E8%A6%81#cite_note-WuJing-1
世界最高峰のリーダシップの名作と言われてますが、
lix(リックス)は、自己啓発として読むのはおススメしないです。
『貞観政要』を理解するには、司馬遷『史記』等を読んでいて、
中国史の流れと皇帝の権力構造などの膨大な予備知識が必要です。
それらの背景を持っていないと、全く中身が理解できないだけでなく、
時代背景も現代とは大きく異なるので、自分の中に取り込むこともできないからです。
しかし、歴史好き、特に中国史好きの人は、
皇帝になれないとしても、生涯で一回は読むべき本だと思います。
その際も、リーダシップを学ぶためには読まない方が良いです。つまらなくなります。
要約チャンネルと本書に関連した絶対見た方が良い動画
煬帝(ようだい):
隋朝の第2代皇帝(569年ー618年)。
中国史を代表する暴君。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%85%AC%E5%B8%9D
太宗(李世民):
唐朝の第2代皇帝。高祖(初代)李淵の次男で、李淵と共に唐の創建者とされる。
隋末の混乱期に李淵と共に太原で挙兵し、長安を都と定めて唐を建国した。
太宗は主に軍を率いて各地を転戦して群雄を平定し、
626年にクーデターの玄武門の変にて皇太子の李建成(太宗の兄)を打倒して皇帝に即位し、
群雄勢力を平定して天下を統一した。
優れた政治力を見せ、広い人材登用で官制を整えるなど諸制度を整えて唐朝の基盤を確立し、
貞観の治と呼ばれる太平の世を築いた。
中国史上最も良く国内が治まった時代と言われ、後世に政治的な理想時代とされた。
中国史上有数の名君の一人。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%AE%97_(%E5%94%90)#cite_ref-3
諫議大夫(かんぎたいふ):
中国の官名の一つ。天子(皇帝)のあやまりをいさめ、国家の利害得失などについて忠告する役目。
秦では諫大夫といっていたが、後漢の光武帝が改めてから、歴代この名で置かれた。
房玄齢(ぼうげんれい):
唐代でも最高の政治家の一人。貞観の治を記録したとされる『貞観政要』にも太宗の諮問に答える人間として数多く登場する。
太宗が「創業と守文、どちらが難しいか?」(王朝を作るのと、それを守るのとどちらが難しいか)と問われたときの問答が有名である。
房玄齢はこれに対して、「天下乱れ群雄競い起こる。攻め破りて降し、戦い勝ちて乃ち尅つ。此れに由りて言えば、草創を難しとなす」と答え、魏徴は守文が難しいと答えた逸話が有名である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%BF%E7%8E%84%E9%BD%A2
杜如晦(とじょかい):
中国の唐の政治家。房玄齢が企画力に優れていたのに対して、杜如晦は決断力に優れ、軍事・政治に多難であった太宗の治世の初期をよく支えた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%9C%E5%A6%82%E6%99%A6
魏徴(ぎちょう):
中国の唐の政治家。
太宗に直諫(じかに諫言)することで有名であり、そのやりとりは『貞観政要』に多く載せられている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%8F%E5%BE%B4
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