この記事は、会社から支給されているノートパソコンの買い替えで、ディスプレイ端子がVGA⇒HDMIに変わったので、在宅勤務でのパソコン環境を更新した際に調べたことをまとめています。
グラフィック出力端子の種類
VGA(Video Graphics Array)
IBM社がパソコン製品に搭載したグラフィック表示システムの名称。 転じて、同システムで採用された640×480ピクセルの画素数や表示モード。 また、同システムからディスプレイへアナログRGB信号を出力するコネクタ(端子)を指すこともある。

HDMI(High-Definition Multimedia Interface)
機器間で映像や音声をデジタル信号として伝送するインターフェース規格の一つ。パソコンやスマートフォン、ゲーム機、デジタル家電などとテレビ、ディスプレイなどの表示装置を接続する方式の標準として広く普及している。

他の端子
参考までに、スマホやパソコンの環境でよく使う端子は、こんなにも種類があります。

ディスプレイ接続のBefore/After
Before

After

ここから先は、HDMI切替器の種類と選び方です。
今回、導入したHDMI切替器はこちらです。
説明書はこちら
https://lix0541289.com/wp-content/uploads/HDMI分岐器の説明書.pdf
スリムタイプのHDMIケーブルも購入しています。
HDMI切替器とは?
HDMI切替器の概要と役割
HDMI切替器とは、1つのHDMIポートを複数の端末に切り替えるための装置です。例えば、1つのテレビに複数のデバイス(ゲーム機、PC、DVDプレイヤーなど)を接続する場合に使います。HDMI切替器は、映像信号と音声信号を同時に分配することができるため、手軽にデバイスを切り替えることができます。また、HDMI切替器は、複数のデバイスを接続する場合に便利なだけでなく、配線がすっきりするため、美観的な点でも優れています。
HDMI切替器と分配器の違い
HDMI切替器とHDMI分配器は、似たような役割を持つ装置ですが、用途が異なります。HDMI分配器は、1つのHDMIポートから複数のディスプレイに映像を分配するための装置です。例えば、PCやゲーム機から、複数のモニターやプロジェクターに映像を出力する場合に使います。一方、HDMI切替器は、1つのディスプレイに複数のデバイスを接続するための装置です。つまり、HDMI分配器は「分配」するための装置であり、HDMI切替器は「分岐」するための装置です。注意が必要なのは、分配器で分配した映像を複数のディスプレイで同時に見ることはできますが、切替器では複数のデバイスを同時に映像出力することはできません。
HDMI切替器の種類と選び方
切替器のタイプと特徴
HDMI切替器には、入力ポートと出力ポートの数によって、2分岐、3分岐、4分岐など、さまざまなタイプがあります。また、切替器によっては、4K映像やHDR、3D映像に対応しているものもあります。その他、リモコン付きの切替器や、自動で映像を切り替える機能が備わっているものなど、機能面でもバリエーションがあります。また、切替器によっては、USB給電やACアダプター給電のタイプがあります。
購入時に考慮すべきポイント
HDMI切替器を選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。
・接続するデバイスの数:使用するデバイスの数に応じて、必要な切替数を選ぶ必要があります。
・出力映像の解像度:4K映像やHDR、3D映像に対応する切替器を選ぶことで、より高画質な映像を楽しめます。
・リモコンや自動切り替え機能:手軽に切り替えたい場合には、リモコンや自動切り替え機能がある切替器を選ぶと便利です。
おすすめのHDMI切替器
おすすめのHDMI切替器としては、4K映像に対応し、手軽に切り替えができるリモコン付きの切替器があります。また、安価であることが特徴の切替器もありますが、注意が必要です。安価な切替器の場合、映像が乱れたり、音声が途切れたりすることがあるため、品質には十分注意が必要です。高品質な切替器を選ぶことで、ストレスなく高画質な映像を楽しむことができます。
HDMI切替器の使い方
HDMI切替器を使用するには、接続方法と映像の出力方法を理解する必要があります。また、使用中に注意するポイントやトラブルシューティングについても知っておくことが重要です。
切替器の接続方法
HDMI切替器の接続方法は、以下の手順で行います。
HDMI切替器の電源を切り、すべてのHDMIケーブルを切替器の入力端子に差し込みます。
HDMI切替器の出力端子に、別のHDMIケーブルを接続します。
この出力端子を、TVやモニターなどの映像出力機器のHDMI入力端子に差し込みます。
電源を入れ、映像出力機器の入力ソースをHDMIに設定します。
映像出力機器で切替器からの映像が表示されれば、接続は完了です。
切替器を使用した映像の出力方法
切替器を使用して映像を出力する方法は、接続した映像出力機器によって異なります。一般的には、映像出力機器の入力ソースをHDMIに切り替え、切替器からの映像を出力することで利用できます。
また、一部の切替器にはリモコンが付属しており、リモコンで切り替えることができます。これにより、複数の入力元を切り替えることができ、使い勝手が向上します。
注意点とトラブルシューティング
使用する際には、以下の点に注意しましょう。
・切替器に接続するケーブルの長さは、可能な限り短くする
HDMIケーブルの長さが長すぎると、映像・音声が乱れることがあります。切替器に接続するケーブルはできるだけ短くし、信号が劣化しないようにしましょう。
・切替器に接続する機器は、すべて電源を入れておく
切替器に接続する機器は、すべて電源を入れた状態で接続しましょう。また、HDMIケーブルの接続順序も重要です。切替器に先に接続する機器が、優先的に認識されるため、映像や音声が出力されない場合は、接続順序を確認しましょう。
・解像度や音声フォーマットに対応しているか確認する
使用する機器の解像度や音声フォーマットに対応しているか確認しましょう。切替器によっては、4KやHDR、Dolby Atmosなどに対応していない場合があります。対応していない場合は、映像・音声が出力されないことがあります。
また、以下のようなトラブルが発生した場合は、以下の方法を試してみましょう。
・映像や音声が出力されない
接続順序を確認し、接続している機器が電源を入れていることを確認しましょう。また、ケーブルが正しく接続されているか、解像度や音声フォーマットに対応しているか確認してください。
・映像や音声が乱れる、ノイズが発生する
切替器に接続するケーブルの長さが長い場合、ケーブルが曲がっている場合など、信号が劣化する要因が考えられます。接続するケーブルを短くする、曲がっている部分をなるべく減らすなど、改善策を考えてみましょう。
以上が、HDMI切替器の使い方についての注意点とトラブルシューティングの方法です。
HDMI切替器の活用術
HDMI切替器は、複数のデバイスを接続することで、簡単に切り替えて使用することができます。また、ポータブルな切替器もあるため、外出先でも使用することができます。さらに、切替器を使ったゲームプレイや仕事の方法についても解説します。
複数のデバイスを接続して使う方法
HDMI切替器を使うと、複数のデバイスを接続して使うことができます。例えば、テレビやモニターにゲーム機、パソコン、スマートフォンを接続しておき、必要に応じて切り替えることができます。この場合、切替器のポートの数が、接続したいデバイスの数よりも多いものを選びましょう。また、切替器によっては、リモコンで切り替えることができるものもあるため、便利です。
ゲームプレイでの使用方法
HDMI切替器は、ゲーム機を接続するためにも便利です。例えば、1つのモニターで複数のゲーム機を使いたい場合、HDMI切替器を使って簡単に切り替えることができます。また、ゲーム配信を行う場合にも、HDMI切替器を使用することで、ゲーム画面を録画することができます。
仕事での使用方法
HDMI切替器は、ビジネスの現場でも役立ちます。例えば、複数のPCを1つのモニターで切り替えて使用したい場合には、HDMI切替器が重宝します。また、プレゼンテーションの際には、複数の端末からの映像を切り替えながら表示することもできます。
以上が、HDMI切替器を使った活用術の一部です。切替器を上手に使いこなすことで、様々なシーンで便利に使用することができます。
まとめ
HDMI切替器のメリット・デメリット
HDMI切替器には、以下のようなメリットがあります。
【メリット】
・一つのディスプレイで複数の機器を切り替えて使用できる
・簡単に接続ができる
・複数のデバイスを持っている場合に便利
一方、以下のようなデメリットもあります。
【デメリット】
・分配すると画質や音質が劣化することがある
・同時に接続できる機器の数に限りがある
・機器の性能によっては、正常に動作しないことがある
以上が、HDMI切替器のメリット・デメリットです。使用する際には、デメリットにも注意しながら適切に使い分けることが大切です。
おすすめのHDMI切替器
今回は、HDMI切替器の基本的な知識、選び方、使い方、活用術について解説してきました。HDMI切替器は、一つのディスプレイで複数の機器を切り替えて使用する際に大変便利な機器です。
購入する際には、自分が接続する機器の種類や数に合わせて、適切な切替器を選ぶことが大切です。また、接続や使用方法に関しても、事前にしっかりと確認しておくことがトラブル防止につながります。
おすすめのHDMI切替器としては、有名なメーカーのものから格安のものまで、さまざまな種類があります。購入する際には、価格だけでなく、自分の使用目的や環境に合わせて選ぶことをおすすめします。
以上が、HDMI切替器についてのまとめとおすすめのHDMI切替器についてでした。