易性第八
上善若水。 |
上善は水の若し。 |
最上の善とは、たとえば水のようなものである。 |
水善利萬物而不爭、處衆人之所惡、故幾於道。 |
水は善く万物を利して而も争わず、衆人の悪む所に処る、故に道に幾し。 |
水は万物に恵みを与えながら万物と争わず、自然と低い場所に集り、その有りようは「道」に近いといえる。 |
居善地、心善淵、與善仁、言善信、正善治、事善能、動善時。 |
居には地を善しとし、心には淵なるを善しとし、与には仁を善しとし、言には信を善しとし、正には治を善しとし、事には能を善しとし、動には時を善しとす。 |
住むところ地面の上が善く、心は奥深いのが善く、人と交わりは思いやり(仁)があるのが善く、言葉には信義があるのが善く、政治としては治まるのが善く、仕事は有能なのが善く、行動は時節に適っているのが善い。 |
夫唯不爭、故無尤。 |
夫れ唯だ争わず、故に尤め無し。 |
そもそも、水のように争わないから、間違いもないのだ。 |
#老子
— リックス🍥権僧正🦄フォロバ&リツイートするよ | エンジニア | 投資家 | 読書家 (@lix05410289) April 20, 2024
上善は水のごとし
最上の善は、水のようなものである。
そもそも、争わないから、間違いもないのだ。 pic.twitter.com/ZzdMw2ybSQ
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